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リフォーム・リノベーション・建て替えの違いって何?

築年数が経過すると建築当初は洗練された水回り設備や調理器具などが老朽化してくるなど、生活動線にも使い勝手の悪さを感じることが多くなります。築年数が経過して老朽化すると、破損箇所が出てきて修理などが必要になることもあります。また子供が独立したり、年老いた親との同居を開始したりするなど、家族構成が変化すると、従来の間取りや設備機器では対応能力が限界になることもあるでしょう。このように、住まいの機能性の問題や、ライフスタイルの変化などに対応するために、リフォームなどの工事で対応することがあります。住まいの機能性を高め、ライフスタイルに合致した住環境を得るために行われる工事には、リフォームのほかリノベーション、建て替え工事などの選択肢があります。実際のところこれらの3つの選択肢にはどのような違いがあるのでしょうか。

リフォームとは新築当時の状態にまで回復するための工事です。いわばマイナス状態を0に戻すことを目的にしています。リフォームのなかにも水回りの一箇所、例えば普通のキッチンにアイランドキッチンを据え付けるなどの規模から、水回り全般にわたるクロスの張替えなども同時に行うなど、規模の大きな工事まで含まれます。規模の大小にかかわらず、主に新築時と同等の機能性を回復させることを目的にしているのが特徴です。

これに対してリノベーションでは、新築時よりも機能性でもデザイン性でもプラスアルファを目指す工事のことをいいます。骨組みを残して実質上、建て替えとほとんど変わらないレベルまで含まれますが、概して大規模な工事になります。場合によっては間取りを変更させることもあります。特に家族構成に大きな変化が生じた場合には、リフォームではまかないきれない側面があるものです。リノベーションが活用されるのは、中古住宅を安い値段で購入して、自分のライフスタイルや家族構成にあった間取りや機能性を獲得できることを目的に施工する、という事例です。

築年数がさらに経過して老朽化が進行し、雨漏りなども酷いような状況では、建て替えも選択肢になってきます。建て替え工事とは、従来の住居をすべて壊してしまって更地にし、あらためて新築住宅を建築するというものです。家を作り変えるので3つの工事のなかで、最も大規模で費用も嵩みます。他方で0から作り直すので、自分の思惑通りのデザイン性を持たせることが可能なのは、大きなメリットです。

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